2月27日(土) 平成22年度関東大学サッカーオープニングフェスティバル

関東選抜Avs関東選抜B@西が丘競技場

得点
関東選抜A 関東選抜B
前半
後半

【慶大出場選手】
関東選抜A
三上佳貴(政3)cap.
河井陽介(政2)
関東選抜B
田中奏一(環2)


Aチーム



Bチーム

 全日本選抜の選考を目的としたデンソーチャレンジカップを間近に控えての、関東選抜同士の前哨戦。立ち上がりからペースを崩してしまった関東選抜Aと、本大会に向け、はずみをつける結果となった関東選抜B。拮抗するかと思われた試合だったが、軍配は大きく関東選抜Bに上がった。慶大からは4選手が召集、3選手が試合に出場、また李監督が関東選抜Aの指揮をとった。

 試合開始早々にスコアが動く。永木(中大)から中央でボールを受けた中里(流経大)が縦に走りこむ小澤(筑波大)へ浮き球のパス。素晴らしいフリーランニングから、電光石火の先制点。開始1分の得点を皮切りに、関東選抜Bがこの試合の主導権を握る。永木・中里のダブルボランチが中盤を支配し、瀬沼(筑波大)と岡本(順大)が前線で体を張る。加えて、その間隙を塗って奔放な飛び出しを繰り返す小澤。特にフリーマンと化した小澤は、関東選抜Aに対して脅威となった。さらに17分には、岡本のカットを起点に、瀬沼が繋いだボールを受けた永木が、一旦は相手DFに当てながらも粘ってクロス。走りこんだ瀬沼が長身を活かしたヘディングで2点目を決め、試合を折り返す。

 迎えた後半、またも開始1分。後半から出場した三田(明大)から小澤へグラウンダーのパスが出ると、小澤の上げたクロスに三田がヘディング。関東選抜Bが3点目を決める。対する関東選抜Aも13分には、野田(早大)のドリブルから中央を割り、武藤(流経大)が1点を返すなど、前半に比べて幾度か形らしい形を作ることには成功したが、主導権を握ることは叶わなかった。その後、関東選抜Bがさらに2ゴールを追加し、結果は1−5と思わぬ大差となった。慶大から関東選抜Bでフル出場した田中(環2)は、対面の山田(明大)との1対1をほぼ完璧に押さえ込み、チームの勝利に貢献した。

 「選手陣がコミュニケーションを和気藹々と取ってくれているので、チームとしての意識統一が出来ていた(八城監督)」と語る関東選抜Bに対して、関東選抜Aからは「(時間帯によって)意識がばらばらな部分があった(三上主将)」、「立ち上がりはやることがはっきりしていなくて(河井)」と対照的な声が上がっていた。いずれにしろ、関東リーグの誇る精鋭たちだけに、能力の高さはお墨付き。問題となっている「意識」の部分をどこまで詰められるのか、本大会に期待したい。

コメント

李監督コメント

前後半共に、立ち上がりに失点してしまったことは厳しい。トレーニングをしていく中で、ミーティングなどでは取った後を早くなどの話をしてはいたが…。単純にサイドにちらしてクロスをあげるだけでなく、バリエーションを増やして、中にくさびのボールを入れたり、駄目なら下げてサイドチェンジしたり、していくことも必要。全体的に守備が安定しない、1個1個のプレーとか攻撃でなく、全体としてバランスも良くなかった。前半立ち上がりは相手のボランチをすべてフリーにさせてしまったり、こちらのミスもあったりで。今後、組織でどうにかする時間をとることは難しいので、メンバーの特徴を活かしてどこに使うか、それを考えていかなければならない。

三上主将

一番大事にしなければいけない立ち上がりのところで、前半も後半もすぐ失点してしまったので、それで流れを持っていかれてしまって。それが全てです。それ以外のところも全くいいという訳ではないんですけれど、基本的に失点はすべてミスからですし、改善の余地は十分あるので、あとは時間帯によっての意思統一の部分であったりとか、自分たちがどういうプレーをすればいいのかというところで意識がばらばらな部分があったので、そういうところは本番までに詰めないといけないと思う。(詰めるのに、練習なりミーティングなりの時間は十分にとれるか)あと残す練習は1回だけなんですが、戦術の理解度というのは、能力の高い選手だからこそどんなプレーが求められるのかもわかっているはずなので、意識を統一できればと思います。(本大会は20分ハーフですが)だからこそ、今日のような試合では負けてしまう。まず失点しないこと、立ち上がりはリスク回避を考えてやるということを徹底しなければと思います。

河井

立ち上がりに失点したのがすべてかなと。流れが悪くなり後手後手に回ってしまった。そのあたりはきちんと修正しないと恥かくので(笑)後半は2点取られていたのでとりあえず1点かえそうという雰囲気こそあったんですが…立ち上がりに選手一人ひとりのやることがはっきりしていなくて、つなぐのか、セーフティにするのか、相手の陣地にボールを運ぶのかとう部分をもっと明確にしないとみんな迷いながらのプレーになってしまうので。そこを詰めていくことが必要ですね。(本大会は20分ハーフですが)それもあって戦い方は変わるけれど、立ち上がりに失点してしまうと自分たちのリズムが作れず逃げ切られてしまうと思うので…入りも大切に1点の重みというものをもっと考えてプレーしていかないとと思います。

田中

(ふりかえって)とりあえず、去年のこと(注:昨年度同フェスティバルで田中は退場処分を受けている)があるので、何も起こらず最後まで出れて良かった、何よりほっとしました(笑)それに尽きます。(慶應では田中選手のオーバーラップがストロングポイントだからすごく求められる部分があると思うんですが、それに対して選抜ではこう違うなみたいなプレーしていての印象は)巧い人が多いので、中の1タッチ、2タッチでためが出来るときというのがあるので、そこで機を見て上がる、リスクを見ながらっていう風にはしています。(シュートブロックも多かったですが、全体として自分の出来は)体張るのはまぁ、基本なので(笑)あと対面が山田さん(明治・3年)だったので、1対1ってところはすごく意識しました。そういうところでは今日は抑えることができたといってもいいのかな…抑えることができて嬉しかったです!

By Yuri Takeo