多田音羽による満月日録

満月は特別な日であるといわれたりする。満月カレンダーというのがあるように、満月は今までに人類から特別なものと認識されてきたのだ。

例えばハーベストムーンという満月は、農作物が収穫されるときにみられるものである。人類にとって収穫は非常に重要な意味があり、ちょうどこの時期に満月が見られることから特別視されたのであろう。

満月を金運と結び付ける商売的な行為もある。例えば占いと満月を結びつけるのは代表的な商売行為である。満月は金運の象徴として占いの文句の一説に書き記すのである。

その他の事例として、満月の日に財布を買うと金運がもたらされるとか、財布に満月をかたどったものを入れると金運が付くとか。

本来、満月とは太陽と地球と月の重なりによる現象であり、地球上に存在する人類のお金とは完全に無関係のものである。

宇宙の現象の1つである満月をお金と結びつけるとは、さすがに人類は欲深いといえよう。

「今夜の満月はキレイですね」というように、満月の外観を楽しむのが本来のあり方である。

だから本題に戻そう。十五夜の満月にはお供え物をする習慣が日本にある。十五夜には月見団子を食べるのは皆さんご存じだと思う。

その他、ススキや農作物を備える風習もある。

しかし実は、十五夜には雨が多かったりする。だから、綺麗な満月を十五夜に見られるとは限らないのだ。

ところで、十五夜とは日本の15日を指示しているのではない。旧暦の日を示したものである。

といっても、旧暦の十五夜は9月7から10月8日のうちの満月が出る日というように、かなり幅がある。

ちなみに、英語で満月はFull moonという。満たされた月と表現するらしい。

天文学的に満月の現象を説明すると、満月とは付と太陽と地球が関係する現象の1つである。

地球が太陽の周りを一周し、月は地球を一周する。太陽と月が地球を挟む位置にあるとき、これを満月という。

月の見え方の現象に月食というものがあるが、これは太陽、月、地球と並んだ場合の月の見え方である。

満月はスーパームーンと呼ばれることもある。これは、地球と月の距離が最も地球に近づいた時の満月のことを言う。

1年に約1回のペースでスーパームーンが起こる。

しかし満月は神秘的であり美しいものである。

私がこの文章を書いているまさに今日が満月のその夜である。窓から見える月はまさに満月であり、今日は特に綺麗に輝いてくれている。

天文学的には単なる太陽と地球と月の位置関係にすぎないものであっても、地球から見れば神秘的な気持ちにさせてくれるものだ。

多田音羽による満月日録